好き好き不動産のブログ

不動産が大好きです。不動産のこと、ご興味があれば見てください。週末は趣味の競馬を楽しんでます。

こんなところにもコロナの影響が。。。

最近は仕事仲間や取引業者と話をするとまず「コロナ」の話題になります。

昨年まで大阪では民泊で家賃収入を得るためにマンションや一戸建を民泊施設に改装し家賃収入を得た人が多かったのですが、今年に入り、コロナウィルスの影響で外国人観光客が激減し、売り上げの上がらなくなった民泊施設の借り上げ業者の撤退が相次ぎ、民泊施設を所有しているオーナーが家賃収入がなくかなりの痛手を被っている状況です。

  

コインパーキングの運営会社にコロナの影響

その他にもコロナウィルスの影響でホテル事業や都心部の飲食店、その他多数の業態がかなりの打撃を受けています。

その中でもあまりメディアでは取り上げられていないですが、今まさにコロナウイルスの影響を受けているのがコインパーキングの運営会社です。

 コインパーキングにコロナ影響?

パーキング会社は地主から土地を借り上げ、フラップ盤や精算機等の機器を設置し、時間貸しで売上げを出し、売上げから土地の地代を引いた額がパーキング会社の利益となるサブリース事業です。パーキング会社の利益は地域や立地、時期によりますが、売上げの10%~20%位だといわれています。 

ここ数年インバウンドの影響で、都心部にホテルが乱立したことで空地が少なくなり、コインパーキングの絶対数が減りました。それに伴いコインパーキング各社が地代の価格競争をした影響で地代が上昇していました。

緊急事態宣言以降、都心部に人が集まらなくなり、各社車の利用が激減し、また、テーマパークや商業施設も閉店していました。そんな中パーキング会社は地主に地代を払い続けてきましたが、ここへきて家賃交渉(ひどい場合は地代の50%~70%減)や契約打ち切りの噂をよく耳にします。近年地代が上昇した影響もあると思います。

そんな土地を所有している地主も借入の金利支払いや元金の返済があることがほとんどなので、すべての家賃の減額交渉に対応できないのが現実です。

 

商業施設は時短等工夫をして営業を再開していますが、未だ東京ディズニーランドや、USJ等のテーマパークは通常通りの営業はしていません。テーマパークには駐車場はつきもので施設内外にもパーキング会社が管理している駐車場はたくさんあります。このコロナの状況下でコインパーキング各社は全国で数千、数万台のコインパーキングの空地代を支払っている状況に置かれているようです。

また、外国人観光客が多いときは物販店舗や飲食店の搬入等の事業者がコインパーキングを短時間での利用が多く回転率が良かったので売上げが好調でしたが、今は通勤で車を利用する人が多くなった半面、コインパーキングを利用しても朝いちばんに駐車してから会社を退社する時間まで車を止めっぱなしのため、回転率が悪く、思ったような売上げが上がらないようです。

   

私が聞いている話では、ある大手のコインパーキング運営会社の業況は深刻で、売上げが前年比-90%という話を聞きました。これは大げさな話ではないようです。

 

コロナウイルスの脅威は固いといわれている商売に多大な悪影響をもたらしています。コロナウイルスの影響のない世の中に早く戻ってほしい願うばかりです。