悪徳不動産屋の見分け方(不動産購入時諸費用編)
不動産業者と聞くと一般的に胡散臭いイメージをお持ちの方も多いと思います。
私が不動産会社に初めて就職した当時はベンツやBMW等の外車を営業車にしてお客様を乗せ、セカンドバックをもって物件を案内している不動産業者の方をよく見かけました。
その方々が悪徳不動産だったかどうかわかりませんが、今も昔もお客様の為にならない営業をしている不動産会社、不動産の営業マンを散見します。
簡単に悪徳不動産屋を見分けれる⁉︎
私の経験上、悪徳不動産屋はお金にセコイので、気づかないうちに訳の分からない、料金を取ろうとします。
不動産を購入する時に必要な諸費用の中に紛れさせてきます。
一般的に家を購入するときの諸費用というと、
・仲介手数料(仲介の場合)
・登記費用
・ローン事務手数料・保証料(住宅ローン利用の場合)
・火災保険料
・固定資産税・都市計画税日割精算金
・管理費、修繕積立金日割精算金(分譲マンション購入の場合)
・不動産取得税
こんな感じになります。
諸費用は大体、購入価格の6%~8%といわれていますが、価格帯にもよりますし、火災保険の内容によっては10%を超えることもあります。
不動産会社に家探しに行った時にまずはじめに諸費用の一覧を見せてもらってください。
これ以外の諸費用を取られるようなことがある不動産会社は要注意です。
また、「ローン事務手数料・保証料」の他に「ローン斡旋費用」、「住宅ローン紹介料」等の銀行の費用とは別に請求されたり、「物件調査費用」「契約書作成料」「境界調査費用」等、適当な名目をつけて諸費用にぶっ込んできます。
基本的には不動産会社に払うお金は仲介手数料のみと考えてください。諸費用の一覧を見せてもらって、支払い先がどこかを確認するのも悪徳不動産屋かどうかを見分ける一つの手です。
登記費用も要注意‼︎
「登記費用」も注意が必要です。最近は少なくなりましたが、司法書士からバックマージンを貰ってる不動産会社もあり、そういう会社が使っている司法書士が作成する「登記費用」の見積りを見ると、一目瞭然です。
通常住宅を購入する時の司法書士の報酬額(登録免許税とは別)は購入する不動産の評価額にもよりますが、不動産を現金購入した場合で3万円〜7万円位、ローンを使った場合で6万円〜10万円位、これより高い場合は相見積もりを取るのが賢明でしょう。(普通に報酬額が高い司法書士もいますが…)
不動産を購入するために、実際に不動産会社で物件を案内してもらった時には諸費用の一覧を見せてもらいましょう。一覧表を持ってない業者でも購入する時にかかる諸費用を聞きましょう。
そのうえで、おかしいところがあれば、簡単に悪徳不動産であることを見分けれるはずです。